3種類の確定拠出制度②
3つの制度を併用して拠出が可能
企業型401kは従業員及び役員の「老齢」、中退共及び特退金は従業員の「退職」を支給事由とする所得保障制度で、それぞれの事由に該当すれば、年金又は一時金が支給されます。3つの制度は併用が可能であるため、それぞれの制度の特徴を合わせながら拠出することが可能です。
(事業主様からの比較)
企業型401k 中退共 特退金
掛金の限度額 51,000円(※1) 30,000円 30,000円
役員の加入資格 あり なし なし
運営主体 運営管理機関 勤労者退職金共済機構 商工会・商工会議所
中小企業団体中央会
(従業員様からの比較)
企業型401k 中退共 特退金
受取りの時期 60歳となった時 退職の時 退職の時
従業員の中途脱退 不可(※2) 可 加入団体によって異なる
個人資産の持ち運び 401k制度内での 中退共・特退金(※4)
持ち運びが可能(※3) 制度相互間での持ち運びが可能
(※1) 他の企業年金制度を実施している場合は25,500円(2010年1月~)
(※2) 退職時において短期加入者で少額資産保有者の場合についてのみ途中引き出しの特例があります。
(※3) 企業型401kから個人型401kへの持ち運びも可能です。
(※4) 商工会議所等の団体が資産の持ち運びにかかわる通算規定を結んでいる必要があります