選択制確定拠出(401k等)とは
少子高齢化社会の進展、高齢期の生活の多様化等の社会経済情勢の変化から、従業員の皆様の高齢期における所得の確保にかかわる自主的な努力を支援する新しい賃金体系であり、国の課税負担優遇の支援を活用しながら、公的年金の給付と相まって高齢期の所得の確保を行うことができる新しい賃金・年金スタイルです。
具体的には、毎月の『給与の一定額』の受け取り方法について
① “今”、給与として賃金を受け取る
→「給与の一定額」部分について、従来と同じように社会保険料や税金の負担をします。
② 確定拠出制度を利用して、”将来”に給付を受ける
→「給与の一定額」部分について、社会保険料や税金負担をする必要がない国の支援を受けて、負担すべきであった額は、将来受け取る所得として上積みされます。
①②いずれかの選択権を企業が従業員の皆様に与えるものです。
企業は、賃金制度に選択制確定拠出を取り入れるためには、必ず国から認められた確定拠出制度を実施する外部拠出機関と契約して、従業員の皆様の資産保全を行わなければなりません。
企業が利用できる確定拠出制度は、下記の3種類です。
●確定拠出年金法 (通称 日本版401K)
●中小企業退職金共済制度 (通称 中退共)
●特定退職金共済制度 (通称 特退金)
企業は、これら3つの制度を単独、または併用して採択します。