給与の受取方法を選べる給与体系 (選択制確定拠出『401k』)
選択制確定拠出の選択制たる所以は、
毎月、企業が従業員の皆様に支払う『給与の一定額』を「選択金」等の名称の賃金に給与体系の変更を行ないます。
例えば、【基本給300,000円】の給与を【基本給270,000円+選択金30,000円】に、給与体系の変更を行ないます。
Point1 企業が、従業員に支払う給与額は変わりません。
Point2 従業員の皆様は「給与の一定額」の範囲で
① “今”、給与として賃金を受け取る
② 確定拠出制度を利用して、”将来”に給付を受ける
①②のいずれかの選択を行なうことができます。
企業が、従業員にこの選択権を与えることを「選択制確定拠出」と言います。
“現在”受け取りと、“将来”受け取り(=選択制 確定拠出「401k」)
企業に選択権を与えられた『給与の一定額』は、給与を受け取る前に、“現在”に受け取るか、“将来”に受け取りを据え置くかの選択ができます。
●“現在”受け取りとは・・・
給与の一定額を、給与として現在に受け取り、社会保険料や税金の負担をする個人貯蓄によって積立資産を増やし、社会保障とあわせて高齢期のための所得の確保を行ないます。
●“将来”受け取りとは・・・
給与の一定額を、将来受け取りとし、国の支援である社会保険料や税金負担の軽減を受けることができる確定拠出よって積立資産を増やし、社会保障とあわせて高齢期のための所得の確保を行います。
つまり、貯蓄を行なう場合に、現在受け取りの場合は、社会保険料と税金を負担した後の給与手取額から積み立てますが(これを個人貯蓄といいます)、“将来”受け取りを選択した場合は、「社会保険料」と「税金」を負担することなく積み立てることができます。(これを確定拠出といいます)。 このどちらかの選択を行なえる給与体系のことを【 選択制確定拠出 】と呼んでいます。